欲望とは、果てしないもので、あれをしたら、これをしたくなり、これをしたと思えばそれをしたくなったり、どれもこれもしなくてはどうにもこうにもおさまらない
彼の孔子ですら、その知識欲は饕餮と罵られておりました
求めれば失うものが必ずあるらしいです
でも、求めなければ奪われていくだけのようです
おお、私たちの業のなんと深いことよ!
こんばんは、要するにうろこです
見上げれば、すっかり夏色は荷物をまとめて出て行ったあとで、高く高く、どこかツンとすました感じの、それでいて時折、長く苦しい冬への憂いを覗かせる空でございますね
猫も杓子も、読書の秋、読書の秋
えぇい、そんなに読書が好きなら読書と結婚すれば良いじゃない!
べっ、別に、嫉妬じゃないんだからねっ…!
普段取り出さないイーガンなど取り出してみたのでした
あんまりと言うか滅多に読まないので、私は何がSFで何がSFじゃないのか判りませんのですよ
それはそうと、段ボールの片側だけ毟ってキャタピラ作りに勤しむキャタピラの秋も捨てがたいとは思うのです
覇王軒は覇王軒として、是非ともこのキャタピラの秋を推していきたい
ガムテープで留めて完成したときの、あの中途半端な達成感、そして、たかが数分とは言え時間を無駄にしたと言うことへの胸にチクリとくる痛み…
振り向けばそこにある、ちょっとさび付いたカッターナイフと、強引にはぎとられた哀れな段ボールの印刷面と、ガムテープを母親の羊水の如く優しく包み込んでいたビニールとが、障子から差し込むやはらかい光に照らされた畳に、無惨に、転がっているのです
これはまるで、蝗害に遇った田圃のようではございませんか
その時胸に浮かんでくるのは、シンプルな「何やってんだ…」の言葉
この感傷的な気分こそが、秋らしいのですと声高らかに主張するのでございます
ちなみに私は、水田のある山間に生を受けましたけれど、そして幼少の頃より何度も何度も食卓にのぼりはしましたが、蝗は食べられないのです
冬になれば、離れの二階にある私の部屋の窓から出入りせざるを得ない、あの見事なまでの景色
産まれた街のあの白さをあなたにも見せたい
うつろな目の色 溶かしたミルク
子供心に、ゾッとしたフレーズでした
(追記)ヒャッホゥオーッ!
横丁のアニキからアニキ許可が出たぜェーッ!!!
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